発端
島根県西部、石見地方に古くから伝承される芸能「石見神楽」。
大阪を拠点とする私が、たまたまその演技を目にする機会に恵まれた時、
私はその迫力と壮大さ、そして何より日本らしさにすっかり魅了されていました。
一般社団法人 大阪社中
代表理事 佐々木 英樹
神楽という名称は知っていたものの、具体的にどのような物なのかまで知らなかった私は衝撃を受け、あくまで個人的な主観ですが、「なぜこれほどの芸能に今まで触れる機会も無かったのか」そして、「いったい普段はどこで公演されているものなのか」 と、興味と同時にその内容の素晴らしさに感動すら覚えました。もちろん、地方で育まれた伝統ある芸能だからこそ、地元の有志の方々でしっかりと受け継いでこられた背景は重々承知ですが、これだけの芸能はもっと広く知ってもらうべきであり、国内に留まらず、海外の方々にも発信していくべきだと考えたのです。大阪なら、国内に向けても海外に向けてもこの素晴らしい文化が発信できる。そして、しいては文化保存の観点からも次世代に繋がる大阪社中でありたい。